活動内容

2012/01/29
第122回  講演会  於 東京体育館

全国画塾指導者連盟 伊藤報告

「臨床美術に関する講演と制作体験」


講師: 芸術造形研究所  森 裕介

☆臨床美術とは…
 脳科学に基づいた独自開発のアートカリキュラム沿って、絵画や立体造形などの創造的な活動を促すことで、脳機能の活性をはかる事を目的としています。また、認知症の症状の改善を目標として始まりましたが、近年では、子どもの感性や心を豊かに育むことの有効性についても実証されるようになり、小学校の総合学習として取り入れられるようにもなったそうです。現在、子どもの教育(子どもの心の問題、発達へのアプローチ)等、医療、美術、福祉の分野から注目を集めている事などを森先生から伺う事が出来ました。実技講習では芸術造形研究所とホルベインで開発された、巻紙のないクレパスを使用して、線によるいろいろな表現方法を学ぶ。又、五感を体験してから描く方法として「黒砂糖」をテーマに、味わってからクレパスで描きました。視覚、味覚で感じた事を表現することで、新しい発見が広がり抽象的な表現になっていった。画評会で皆さんの作品を観て感じた事は、技術にとらわれず作品を制作する過程を大切にすることで、個性豊かな作品が生まれた様です。


 
テーマ:「黒砂糖」を味わってから描く
 

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